VIO医療脱毛1回目の効果は？「生えてこない」は嘘？いつから抜けるか、経過と注意点

「VIO脱毛に興味があるけど、1回目ってどれくらい効果があるの？」
「1回照射したら、もう毛は生えてこないって本当？」
「痛いって聞くし、効果がなかったらどうしよう…」

デリケートゾーンのムダ毛悩みから解放されたいと医療VIO脱毛を検討するとき、初回（1回目）の効果については誰もが気になるところですよね。費用も時間もかかるからこそ、絶対に後悔したくないという気持ちは当然です。

結論からお伝えすると、医療VIO脱毛は1回目の照射からでも、多くの人が「毛が抜けた」「自己処理が楽になった」といった効果を実感できます。しかし、「1回で永久にツルツルになる」「まったく生えてこなくなる」というわけではありません。

この記事では、VIO脱毛の1回目の効果について、あなたのそんな疑問や不安を解消します。

はじめに：VIO医療脱毛、1回目で効果は実感できる？

まずは最も気になる「1回目の効果」について、結論から解説します。

結論：1回でツルツルにはならないが、多くの人が効果を実感

医療VIO脱毛は、1回の施術で脱毛が完了することはありません。しかし、VIOゾーンは他の部位に比べて毛が太く濃いため、レーザーが反応しやすく、1回目の照射でも効果を実感しやすい部位です。

具体的には、照射後約1～3週間をかけて、レーザーが反応した毛がポロポロと抜け落ちていきます。この時点で「毛が減った！」と明確な変化を感じられる方がほとんどです。

「毛が薄くなった」「生えるスピードが遅くなった」という声が多数

1回目の照射後、一度毛が抜け落ちると、一時的にかなりスッキリとした状態になります。その後、しばらくして次の毛が生えてきますが、その際に以下のような効果を感じることが多いでしょう。

• 毛量が減ったように感じる: 照射時に「成長期」だった毛が抜けるため、全体のボリュームがダウンします。
• 毛質が柔らかく、細くなる: レーザーのダメージを受けた毛根から生えてくる毛は、以前より細く、柔らかくなる傾向があります。
• 生えてくるスピードが遅くなる: 次の毛が生えそろうまでの期間が長くなり、自己処理の頻度が減ります。

このように、1回目だけでも自己処理が格段に楽になるなど、満足のいく効果を感じられる可能性は非常に高いと言えます。

なぜ医療脱毛でもVIO1回の照射で完了しないの？毛周期の仕組みを理解しよう

「1回で効果があるのに、なぜ何回も通わないといけないの？」と疑問に思いますよね。その答えは、毛が生え変わるサイクルである「毛周期（もうしゅうき）」に隠されています。

医療レーザーが反応するのは「成長期」の毛だけ

私たちの体毛は、常にすべての毛穴から生え続けているわけではありません。一本一本の毛に寿命があり、以下の3つのサイクルを繰り返しています。

毛周期のステージ	特徴	脱毛効果
成長期	毛が成長している時期。毛根の奥にある毛乳頭と毛がしっかり繋がっている。	◎ 最も効果が高い
退行期	毛の成長が止まり、毛乳頭から離れていく時期。	△ 効果は低い
休止期	毛が抜け落ち、次の毛が生える準備をしている時期。	× ほとんど効果がない

医療脱毛で使われるレーザーは、毛の黒い色素（メラニン）に反応し、その熱で発毛組織（毛母細胞や毛乳頭）を破壊する仕組みです。この発毛組織を破壊できるのは、毛と組織がしっかりと繋がっている「成長期」の毛だけなのです。

毛周期のサイクルとVIO脱毛の関係

皮膚の表面に見えている毛は、実は全体の毛の一部にすぎません。VIOの場合、成長期の毛は全体の約20%程度と言われています。

つまり、1回の照射でアプローチできるのは、全体の約20%の毛だけ。残りの約80%は退行期や休止期にあるため、レーザーを当てても十分な効果が得られないのです。

VIO脱毛完了までに5回以上の照射が必要な理由

休止期だった毛が成長期になるのを待って、次の照射を行う。このプロセスを繰り返すことで、徐々に全体の毛を減らしていきます。

そのため、自己処理が楽になるレベルを目指すなら約5〜6回、ツルツル（ハイジニーナ）を目指すなら約8〜12回以上の施術が必要になるのが一般的です。

【経過レポート】VIO医療脱毛1回目！照射当日から毛が抜けるまで

初めてのVIO脱毛は、照射後の経過も気になりますよね。ここでは、一般的な照射後の流れを時系列でご紹介します。

施術当日：赤みやヒリヒリ感が出ることがある

照射直後は、レーザーの熱によって肌に赤みやヒリヒリ感、軽い腫れが出ることがあります。これは正常な反応で、通常は数時間～翌日には落ち着きます。クリニックで処方される炎症止めの軟膏を塗って、安静に過ごしましょう。

施術後1〜3日：肌の状態が落ち着く期間

赤みやヒリヒリ感はほとんど治まります。ただし、肌の内部はまだデリケートな状態です。長時間の入浴や激しい運動、飲酒など、血行が良くなる行為は避け、肌を清潔に保ちましょう。この時点では、毛に大きな変化は見られません。

施術後1〜2週間：「ポップアップ現象」で毛が抜け落ちる！

照射から1～2週間経つと、待ちに待った変化が訪れます。レーザーが反応した毛が、指で軽くつまんだり、下着との摩擦などで自然にポロポロと抜け落ちていきます。これを**「ポップアップ現象」**と呼びます。

無理に引き抜くのはNGです。自然に抜けるのを待ちましょう。この時期に、脱毛効果をはっきりと実感できます。

施術後3〜4週間：再び毛が生え始める（次の毛周期の毛）

一度抜けた後、しばらくするとまた新たな毛が生えてきます。これは、1回目の照射時に退行期や休止期だった毛が、成長期に入って生えてきたものです。脱毛効果がなかったわけではないので、安心してください。

この毛が次の照射ターゲットになります。2回目の施術は、クリニックの指示に従い、通常2〜3ヶ月後の毛が生えそろったタイミングで受けるのが効果的です。

「VIO脱毛1回目で生えてこない」は本当？気になる効果の真実

「1回目で全然生えてこなくなった！」という口コミを見かけることがありますが、これは本当なのでしょうか？

完全に生えてこなくなるわけではない

前述の通り、1回の照射でアプローチできるのは全体の約20%の成長期の毛のみです。そのため、照射後にすべての毛が「完全に生えてこなくなる」ことはありません。しばらくすると、休止期だった毛が必ず生えてきます。

1回目の照射でダメージを受けた毛根から毛は生えにくくなる

ただし、「生えてこない」という感覚になるのには理由があります。

1. ポップアップ現象で一度抜けた後、次の毛が生えるまでタイムラグがあるため、一時的にツルツルに近い状態になる。
2. レーザーによって破壊された毛根からは、理論上、毛は再生されません¹。
3. 破壊しきれなかった毛根からも、細く弱い毛しか生えてこなくなることがある。

これらの要因が重なり、「1回でかなり毛が減って、ほとんど生えてこない」と感じる方がいるのです。

効果の感じ方には個人差がある（毛質・肌質）

VIOは効果が出やすい部位ですが、それでも効果の感じ方には個人差があります。

• 毛が濃く、太い人: メラニン色素が多いためレーザーが反応しやすく、効果を実感しやすい傾向があります。
• 毛が薄く、細い人: レーザーの反応が弱くなるため、効果を実感しにくい場合があります。
• 肌の色が濃い人: 肌のメラニンにレーザーが分散し、毛根に届くエネルギーが弱まる可能性があります。やけどのリスクを避けるため、出力を調整する必要があるかもしれません。

もし1回目の効果が不安な場合は、カウンセリング時に自分の毛質や肌質でどの程度の効果が見込めるか、医師に相談してみましょう。

医療のVIO脱毛1回目の効果を最大限に引き出す5つのポイント

せっかく勇気を出してVIO脱毛を受けるなら、1回の効果をできるだけ高めたいですよね。ここでは、施術前からできる5つの重要なポイントをご紹介します。

ポイント1：照射前の正しい自己処理

施術前には、照射部位のシェービングが必要です。毛抜きやワックスは、毛根ごと毛を引き抜いてしまうため、レーザーが反応するターゲットがなくなり、脱毛効果が全く得られなくなってしまいます。また、毛周期が乱れる原因にもなります。

自己処理は、肌への負担が少ない電気シェーバーを使用し、施術の前日か当日の朝に行いましょう。

ポイント2：日焼けは絶対に避ける

医療レーザーは黒い色（メラニン）に反応します。日焼けした肌は、やけどのリスクが高まるため、レーザーの出力を下げざるを得ません。結果として、脱毛効果が著しく低下してしまいます。

脱毛期間中は、日焼け止めを塗る、紫外線が強い時間帯の外出を避けるなど、徹底した紫外線対策を心がけましょう。

ポイント3：徹底した保湿で肌のコンディションを整える

乾燥した肌はバリア機能が低下しており、レーザーの刺激を受けやすくなります。また、肌が硬いと毛が抜けにくくなることも。

一方で、潤いのある健康的な肌は、レーザーの光が浸透しやすく、脱毛効果が高まります。痛みも感じにくくなるというメリットもあります。普段からデリケートゾーン専用の保湿剤などで、しっかりと保湿ケアを行いましょう。

ポイント4：生理日を避けて予約する

多くのクリニックでは、生理中のVIO脱毛は衛生面の観点から施術を断っています。また、生理中はホルモンバランスの乱れから肌が敏感になり、痛みを感じやすくなったり、肌トラブルが起きやすくなったりします。

自身の生理周期を把握し、生理と重ならないように予約を取りましょう。

ポイント5：実績豊富なクリニックを選ぶ

脱毛効果は、使用する脱毛機の種類や、施術者の技術力にも大きく左右されます。

• 熱破壊式と蓄熱式など、脱毛機の種類と特徴を理解する。
• 自分の毛質や肌質に合った脱毛機を導入しているか確認する。
• VIO脱毛の実績が豊富で、口コミ評価の高いクリニックを選ぶ。

無料カウンセリングなどを利用して、信頼できるクリニックを慎重に選びましょう。

1回目のVIO医療脱毛で後悔しないための注意点

最後に、初めてのVIO脱毛で後悔しないために知っておくべき注意点と、万が一の際の対処法について解説します。

照射後のNG行動

施術後の肌は非常にデリケートです。肌トラブルを防ぎ、脱毛効果を損なわないために、以下の行動は避けましょう。

• 毛抜きで抜く: 埋没毛や毛嚢炎の原因になります。自然に抜けるのを待ちましょう。
• 日焼け: 色素沈着のリスクが高まります。
• 激しい運動やサウナ、飲酒: 体温が上がり、赤みやかゆみが強くなることがあります。
• ゴシゴシ洗う: 摩擦は肌への刺激になります。優しく洗い流す程度にしましょう。

肌トラブルが起きた時の対処法

万が一、赤みや腫れ、かゆみが長引いたり、毛嚢炎（もうのうえん）などの症状が出たりした場合は、すぐに施術を受けたクリニックに連絡しましょう。医療機関であるクリニックでは、医師による診察や薬の処方など、適切な処置を迅速に受けることができます。²

カウンセリングで確認すべきこと

契約前に、必ずカウンセリングで以下の点を確認しましょう。

• 料金体系: 追加料金（シェービング代、麻酔代、薬代など）の有無。
• 脱毛機の種類: 自分の肌質・毛質に合っているか。
• 万が一のトラブル時の対応: 診察料や薬代は無料か。
• 予約の取りやすさ: 解約やキャンセルに関する規定。

納得できるまで質問し、不安をすべて解消してから契約することが大切です。

VIO医療脱毛1回目の効果よくある質問（FAQ）

VIO脱毛1回目の痛みはどのくらいですか？

VIOは皮膚が薄く、毛が太く密集しているため、他の部位に比べて痛みを感じやすい部位です。よく「輪ゴムで弾かれたような痛み」と表現されます。痛みの感じ方には個人差がありますが、多くのクリニックでは麻酔クリームを用意しているので、痛みが不安な方は事前に相談しましょう。回数を重ねて毛が薄くなると、痛みも軽減される傾向があります。

照射後、毛は剃ってもいいですか？

はい、自己処理をしても問題ありません。ただし、肌への負担を避けるため、照射後1週間程度は控えるのがおすすめです。自己処理をする際は、必ず電気シェーバーを使用し、毛抜きやカミソリは避けてください。

1回目の効果が全く感じられない場合はどうすればいいですか？

照射後1ヶ月経っても毛が抜ける気配がない場合、いくつかの原因が考えられます。一つは、使用した脱毛機があなたの毛質に合っていなかった可能性。もう一つは、まれに照射漏れ（レーザーが均一に当たっていない状態）の可能性もあります。まずは施術を受けたクリニックに相談し、状況を説明してください。

どのくらいの期間をあけて2回目の施術を受ければいいですか？

一般的には2〜3ヶ月の間隔をあけるのが最も効果的とされています。これは毛周期に合わせて、次の成長期の毛が生えそろうのを待つためです。短すぎる間隔で通っても効果は薄く、逆にあけすぎると脱毛完了までの期間が長引いてしまいます。クリニックの推奨するペースで通うことが重要です。

永久脱毛ではないのですか？

医療脱毛は「永久脱毛」と表現されることが多いですが、厳密な定義は「最終脱毛から1ヶ月後の毛の再生率が20％以下である状態」とされています。³ 医療レーザーで破壊された発毛組織から毛が再生される可能性は極めて低いですが、ホルモンバランスの変化などで、ごく稀に産毛のような細い毛が生えてくる可能性はゼロではありません。しかし、自己処理が不要な状態を長期間維持することは十分に可能です。

まとめ：VIO医療脱毛1回目の効果を知って、カウンセリングへ

今回は、医療VIO脱毛の1回目の効果について、経過や注意点、効果を高めるポイントなどを詳しく解説しました。

医療VIO脱毛の1回目は、脱毛のゴールに向けた非常に重要なスタートです。正しい知識を持って臨むことで、不安なく、そしてより効果的に施術を受けることができます。

この記事が、あなたのVIO脱毛への一歩を後押しできれば幸いです。まずは勇気を出して、信頼できるクリニックの無料カウンセリングに訪れてみてはいかがでしょうか。